街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 都心に残る池の謎 新宿の高層ビル群から歩いて10分ほどの住宅地に、ひっそりと小さな池があります。十二社池——現在の姿からは想像しにくいのですが、この池こそが江戸時代から近代にかけて「十二社の池」として多くの人々に愛され、東京西郊の代表的な行楽地だった場所の名残なのです。なぜ

## 淀橋浄水場が空けた空白地 新宿駅の西口に立つと、目の前に圧倒的な高層ビル群が聳え立っています。しかし、この光景が生まれたのは偶然ではありません。実は、この場所にビル群が誕生したのは、明治31年(1898年)に開設された淀橋浄水場という巨大な水道施設があったからなのです。 淀