街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 海に突き出した要塞寺院 大阪城天守閣から南を見下ろすと、現在の大阪城公園の一角に、ひときわ緑深い一帯が目に入ります。そこが豊国神社の境内ですが、実はこの場所こそ、戦国時代に織田信長と11年間にわたって激戦を繰り広げた石山本願寺の中心部があった場所です。しかし石山本願寺の真の

## 急坂の地名に隠された土木技術の痕跡 九段下駅から靖国神社へと向かう九段坂を歩くとき、多くの人がその急勾配に息を切らすことでしょう。しかし、この坂がなぜ「九段」と呼ばれるのか、なぜこれほど急峻な地形が都心部に残されているのかを考える人は少ないかもしれません。実は、この地名には














