街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 駅名に隠された謎 国立駅で電車を降りると、南口には赤い三角屋根の旧国立駅舎が見えます。そして駅前から真っ直ぐに延びる大学通りを歩けば、一橋大学のキャンパスへ向かう街の軸がよく分かります。ここで一つの疑問が浮かびます。なぜ『国立』と書いて『くにたち』と読むこの街に、一橋大学が

青空に向けて23センチの矢が舞った日 1955年4月12日、東京・国分寺で全長23センチのペンシルロケットが水平に発射されました。全長23センチ、重さわずか200グラムの「ペンシルロケット」が、日本初の人工衛星打ち上げへの第一歩を刻んだ瞬間でした。この実験を指揮したのが、後に「日本の宇宙開発の父」と呼ばれる糸川英夫です。 糸川がなぜ国分寺を実験場に選んだのか。この問いに答えるには、単に「空き地があ