街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

蛇行する川が決めた城の位置 仙台城跡から見下ろす広瀬川は、青葉山の麓で大きく蛇行しています。広瀬川と青葉山の地形は、政宗が仙台に城を築くうえで重要な背景の一つになりました。政宗がなぜ岩出山から居城を移したのか。その理由の一つとして、広瀬川が作り出した河岸段丘の地形が挙げられます。 慶長5年(1600年)、政宗は新たな居城として仙台を選びました。広瀬川に面した高所の段丘地形が、仙台城の立地を支えまし

## 西の京と呼ばれた山口の謎 山口市の常栄寺に立つと、まるで水墨画の世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。池の向こうに聳える五重塔、その手前に広がる枯山水の庭園。これらすべてが、室町時代の画僧・雪舟によって設計された空間なのです。しかし、なぜ雪舟は京都ではなく、この山口の地で傑










