街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

江戸の玄関口が持つ二つの顔 東海道を西から歩いてきて、最初に出会う宿場が品川宿でした。しかし品川宿は、単なる「最初の宿場」以上の特別な性格を持っていました。なぜでしょうか。その答えは、現在の品川を歩くとよく分かります。旧東海道沿いには細長く連続する街路があり、一方で海側には全く異なる空間が広がっている。この二重構造は、品川宿が東海道の他の宿場とは少し異なる性格を持っていたことを考えるうえで重要な手

## 駅名標が語る二つの謎 二子玉川駅のホームに立つと、駅名標には「ふたこたまがわ」の文字が並んでいます。この地名には二つの謎が隠されています。なぜ「二子」と呼ばれるのか、そしてなぜ「玉川」なのか。単なる美しい響きの地名と思われがちですが、実はこの名前には、古代から続く多摩川の渡