街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 汚れた川が清流に戻るまで 静岡県三島市の中心部を流れる源兵衛川は、今では透明度の高い清流として知られています。川底まで見通せる水の中を、梅花藻が揺れ、ホタルが舞う夏の夜もあります。しかし、この美しい水辺は最初からあったものではありません。1960年代から80年代にかけて、源

海だった場所に積み重なった四百年 築地を歩くとき、多くの人が思い浮かべるのは「市場の街」としての姿でしょう。しかし、この土地に市場がやってきたのは昭和10年(1935年)のことです。それまでの三百年間、築地は全く異なる顔を持っていました。江戸初期の埋立地として生まれ、寺町として栄え、明治には外国人居留地となり、大正から昭和初期には海軍の拠点として機能した——。市場移転後の今、改めてこの街を歩くと、