街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 淀橋浄水場が空けた空白地 新宿駅の西口に立つと、目の前に圧倒的な高層ビル群が聳え立っています。しかし、この光景が生まれたのは偶然ではありません。実は、この場所にビル群が誕生したのは、明治31年(1898年)に開設された淀橋浄水場という巨大な水道施設があったからなのです。 淀
東山道武蔵路は、古代の幹線道路である東山道から分かれ、上野国方面から武蔵国府、現在の府中市方面へ向かった官道です。東京都国分寺市の西国分寺駅近くには、幅約12mの道路跡が歩道形式で保存されており、古代国家が整備した直線道路のスケールを体感できます。武蔵国分寺跡や武蔵国府跡とあわせて歩くと、古代武蔵国の行政と交通の姿が見えてきます。 武蔵野台地を不自然なほど真っ直ぐに貫く道の痕跡——その答えは、13