街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。
## 羽村から四谷まで——43キロの「水の道」が刻んだ都市史 四谷見附跡に立つと、かつてここまで多摩川の水が流れていたことを想像するのは難しい。しかし江戸時代、羽村取水口から四谷大木戸まで43キロメートルにわたって引かれた玉川上水は、単なる水道施設ではありませんでした。この人工の

台地の上に築かれた知の集積 本郷三丁目の交差点に立つと、周囲に大学や研究機関の看板が目に入ります。東京大学、順天堂大学、東京科学大学(旧東京医科歯科大学)。なぜこの一帯だけが、これほど教育機関に囲まれているのでしょうか。答えの一つは足元の地形にあります。ここが本郷台地の上にあることに加え、江戸時代の武家地や近代教育制度の再編が重なって、この一帯に学術機関が集積しました。 本郷・湯島周辺では、地形と