街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 電車で30分、別世界への扉 新宿から中央線で30分。国分寺駅を降りて住宅街を歩くと、不思議な感覚に襲われます。道幅はゆったりとし、敷地は広く、緑が豊か。そして何より、街全体に漂う上品な静寂感。これは単なる郊外住宅地ではありません。ここは明治末期から昭和初期にかけて、都市部の

## 都心に残る池跡の謎 新宿の高層ビル群から歩いてほど近い西新宿の一角には、かつて「十二社の池」と呼ばれた大きな池がありました。現在、池そのものは埋め立てられていますが、十二社通りや熊野神社周辺には、その記憶をたどる手がかりが残っています。この一帯こそが、江戸時代から昭和まで「