街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 淀橋浄水場が空けた空白地 新宿駅の西口に立つと、目の前に圧倒的な高層ビル群が聳え立っています。しかし、この光景が生まれたのは偶然ではありません。実は、この場所にビル群が誕生したのは、明治31年(1898年)に開設された淀橋浄水場という巨大な水道施設があったからなのです。 淀
羽村から四谷まで——43キロの「水の道」が刻んだ都市史 四谷見附跡に立つと、かつてここまで多摩川の水が流れていたことを想像するのは難しい。しかし江戸時代、羽村取水口から四谷大木戸まで43キロメートルにわたって引かれた玉川上水は、単なる水道施設ではありませんでした。この人工の水路は、江戸の都市拡大と暮らしを支え、現在の東京にも水道史の痕跡を残しています。 玉川上水は、羽村取水堰から四谷大木戸まで約4