街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

江戸の玄関口が持つ二つの顔 東海道を西から歩いてきて、最初に出会う宿場が品川宿でした。しかし品川宿は、単なる「最初の宿場」以上の特別な性格を持っていました。なぜでしょうか。その答えは、現在の品川を歩くとよく分かります。旧東海道沿いには細長く連続する街路があり、一方で海側には全く異なる空間が広がっている。この二重構造は、品川宿が東海道の他の宿場とは少し異なる性格を持っていたことを考えるうえで重要な手

## 街道が交わる場所に生まれた都市の論理 品川、板橋、内藤新宿、千住。これらの地名を聞いて、共通点を思い浮かべられるでしょうか。実は、これらはすべて江戸時代に「江戸四宿」と呼ばれた宿場町です。東海道の品川宿、中山道の板橋宿、甲州街道の内藤新宿、奥州街道・日光街道の千住宿——江戸