街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 巨大古墳が選んだ立地の謎 大阪平野を歩いていると、住宅地の向こうに突然現れる巨大な森に驚かされます。これが仁徳天皇陵古墳——全長486メートル、日本最大の前方後円墳です。なぜこれほどの規模の古墳が、この場所に築かれたのでしょうか。 古墳時代の5世紀、現在の大阪平野は今とまっ

海だった大阪平野の記憶 梅田の高層ビルから大阪平野を見下ろすと、東西に延びる緑の帯が目に入ります。これが上町台地です。上町台地の東側には、かつて河内湾と呼ばれた内海が広がっていました。この内海は、先史時代から古代にかけて縮小し、河内潟を経て河内湖へと変化し、その後の開発を経て現在の大阪平野へつながっていきました。なぜ大阪は「天下の台所」と呼ばれる商業都市に発展したのでしょうか。その答えは、上町台地