街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 江戸城石垣に込められた築城技術の粋 江戸城の石垣は、日本の築城技術の最高峰を示す貴重な歴史遺産です。徳川家康が江戸に入府した天正18年(1590年)から明治維新まで、約280年間にわたって築かれ続けた江戸城の石垣には、時代とともに発達した石積み技術の変遷が刻まれています。現

明智光秀と坂本城——琵琶湖に消えた石垣の都 湖に沈んだ城の記憶 琵琶湖の湖岸に立つと、青い水面の向こうに比叡山が静かにそびえています。この穏やかな風景の足元に、かつて「湖上の名城」と謳われた坂本城が眠っていることを知る人は多くありません。1571年、比叡山延暦寺焼き討ち後に明智光秀が築いた坂本城は、1582年にいったん焼失した後、丹羽長秀によって再び築かれ、1586年ごろに廃城となりました。しかし