街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 台地の縁に眠る海の記憶 名古屋駅から地下鉄で南へ15分。熱田神宮前駅を出ると、なだらかな坂道が続いています。この微細な高低差こそが、古代の海岸線の痕跡です。現在の名古屋市南部一帯は、かつて「熱田台地」と呼ばれる洪積台地の縁に、海が深く入り込んでいました。海抜10メートル前後

## 巨大古墳が選んだ立地の謎 大阪平野を歩いていると、住宅地の向こうに突然現れる巨大な森に驚かされます。これが仁徳天皇陵古墳——全長486メートル、日本最大の前方後円墳です。なぜこれほどの規模の古墳が、この場所に築かれたのでしょうか。 古墳時代の5世紀、現在の大阪平野は今とまっ