街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 海に浮かぶ醤油の島の謎 小豆島を歩くと、潮風に混じって醤油の芳醇な香りが漂ってきます。島の中心部、醤の郷と呼ばれる地域には、黒い板塀に囲まれた醤油蔵が軒を連ね、400年の醸造の歴史を物語っています。しかし、なぜこの小さな島が日本有数の醤油産地になったのでしょうか。醤油の原料

## 険しい山中に生まれた日本有数の霊場 紀伊半島の奥深い山々を縫って、千年以上にわたって人々が歩き続けた道があります。熊野古道——それは単なる参詣路ではなく、三つの大社を結ぶ巨大な霊場ネットワークの動脈でした。なぜこれほど険しい山中に、日本屈指の宗教的拠点が形成されたのでしょう