街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 焼け野原から始まった都市設計 1945年8月6日午前8時15分。一発の原子爆弾が、広島の都心部を文字通り地図から消し去りました。爆心地から半径2キロメートル以内の建物はほぼ全壊し、市街地の60パーセントが焼失。しかし、この壊滅的な破壊こそが、広島に世界でも類を見ない「平和都

## 雷門に向かう人の流れが示すもの 浅草雷門前に立つと、あることに気づきます。地下鉄の出口から、バス停から、隅田川の方角から、さまざまな方向から人が集まってくる。そして皆、同じ方向——浅草寺に向かって歩いている。この人の流れの自然さこそが、浅草が400年以上にわたって人を集め続