第2章
なぜ、ここに大学がある?
一橋大学 東本館

大学通りをしばらく進むと、やがて大きなキャンパスが見えてきます。一橋大学です。
ここで、少し立ち止まって考えてみてください。なぜ、新しくつくられた国立という街のまん中に、これほど大きな大学があるのでしょう。
実は国立は、はじめから「大学を核とする学園都市」として構想され、開発が進められた街でした。その中心として誘致されたのが、当時は神田一ツ橋にあった東京商科大学——いまの一橋大学です。都心の手狭な敷地に対して、武蔵野台地には、ゆったりとした教育環境を整えるだけの広がりがありました。関東大震災のあとの校地の問題なども背景となって、大学は郊外のこの地へと移ってきます。
駅からまっすぐ伸びる大学通り、その先に開けるキャンパス。ここまで歩いてきた風景そのものが、その学園都市の構想と、深く結びついているのです。
では、当時の人々は、ここにどんな街を思い描いていたのでしょうか。そのヒントは、キャンパスの奥にそっと残されています。
キャンパスの奥へ。次は兼松講堂です。
「一橋大学 東本館」の詳細を見る ›現在地から次のスポットへ
