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第5章

二つの街道が、分かれる場所

新宿追分

人の波が絶えない新宿三丁目の交差点。伊勢丹のあるこのあたりが、かつて「新宿追分」と呼ばれた場所です。 「追分」とは、道が二つに分かれるところ。ここで、日本橋から続いてきた甲州街道と、青梅・奥多摩へ向かう青梅街道(成木街道)が分かれていました。二つの街道が交わり分かれるこの地点は、内藤新宿の西の端であり、宿場でもっとも人と物が行き交う中心でもありました。 街道の分岐点には、人が集まります。旅人、荷を運ぶ人、商いをする人。追分を中心に茶屋や商店が並び、宿場はいっそうにぎわいました。いま、この交差点に立ちならぶデパートや商業ビルのにぎわいは、実は江戸時代のこの「分かれ道の繁華」を、そのまま受け継いだものなのかもしれません。 300年前も、いまも、ここは人が集まる街の心臓です。

宿場をたどる旅も、いよいよ最後。新宿の総鎮守・花園神社へ向かいます。

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