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第2章

道中に、青い目のお不動さん

教学院(目青不動)

道標のすぐ近く、三軒茶屋の駅前に、教学院というお寺があります。通称「目青不動(めあおふどう)」。江戸の五つの方角を守るとされた「五色不動」——目黒・目白・目赤・目青・目黄——のうちの一つです。 もともとは江戸城内にあり、赤坂、青山と移ってきて、明治41年(1908年)にこの三軒茶屋へ落ち着きました。前立ちの青銅の不動明王像は、寛永19年(1642年)の作と伝わります。 なぜ、大山詣りの道にお不動さんの話が出てくるのか。実は、目指す大山そのものが「大山不動」とも呼ばれる、不動信仰の霊山だったからです。大山を目指す人々にとって、道中で出会う不動さんは、旅の無事と、向かう先の霊山とを結ぶ、心強い存在でした。 三軒茶屋の追分に立った旅人は、まずこの目青不動に手を合わせ、それから西へ、大山へと歩き出したのかもしれません。

三軒茶屋の追分から、旧大山道(いまの世田谷通り)を西へ。旅人でにぎわった道は、やがて世田谷の宿場町へと続きます。

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