街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 湖底に眠る世界標準の時計 福井県の三方五湖のひとつ、水月湖。一見すると静かな湖面が広がるだけのこの場所に、実は世界中の考古学者や地質学者が注目する「時間の物差し」が眠っています。湖底に積もった年縞(ねんこう)と呼ばれる地層は、過去7万年間を1年刻みで記録した天然の暦なのです

鯖街道とは、若狭と京都を結んだ街道群の総称です。若狭は古代から『御食国』として塩や海産物を都へ運んできましたが、『鯖街道』という呼び名は、そうした往来の歴史を背景に近年広まったものです。鯖をはじめとする海産物や塩、さまざまな物資・人・文化が往来した道筋として語られています。この街道は単なる物流ルートを超えて、日本の食文化や地域経済の発展に大きな影響を与えた歴史的インフラとして、現代でも注目されてい