街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 西の京と呼ばれた山口の謎 山口市の常栄寺に立つと、まるで水墨画の世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。池の向こうに聳える五重塔、その手前に広がる枯山水の庭園。これらすべてが、室町時代の画僧・雪舟によって設計された空間なのです。しかし、なぜ雪舟は京都ではなく、この山口の地で傑

## 八畳一間から生まれた維新の指導者たち 萩の松下村塾を訪れる人は、その建物の小ささに驚きます。わずか八畳一間の講義室で、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文、山県有朋といった明治維新の立役者たちが学んだとされています。なぜこの小さな私塾が、日本の近代化を担う人材を次々と輩出できたので