街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。
一瞬で覆った戦国の勢力図 永禄3年(1560年)5月19日の午後、尾張国桶狭間の谷間で一つの首級が上がった瞬間、東海の戦国地図は大きく変化したと考えられています。今川義元という「海道一の弓取り」の死は、単に一武将の最期ではなく、それまで駿河・遠江・三河を支配し京都への上洛を目指していた今川家の野望を断ち切る決定的な転換点でした。この一戦が、信長台頭を決定づける大きな転機となりました。 現在の名古屋

## 信長より早い「天下人」の選択 大阪府四條畷市と大東市の境界に聳える飯盛山。標高314メートルのこの山に、戦国時代の畿内統一を最初に成し遂げた武将が巨大な山城を築いていました。三好長慶(1522-1564)です。織田信長が天下布武を掲げる前、すでに河内・摂津・大和・山城・和泉