街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 何もない原野から始まった「永遠の森」 明治神宮の森を歩いていると、まるで太古から続く原生林の中にいるような錯覚を覚えます。しかし実は、この森は100年前まで畑と原野が広がる土地でした。現在の豊かな森は、明治天皇と昭憲皇太后を祀る神宮の創建と同時に、科学的な植栽計画によって一
神々の国の中心に立つ巨大神殿 島根県出雲市。この地に立つ出雲大社の本殿を見上げると、なぜここに日本最古級の神社が鎮座するのか、という根本的な問いが浮かびます。高さ24メートルの大社造本殿は、古代には48メートルもの高さを誇ったとされ、その威容は都から遥か離れた出雲の地が持つ特別な意味を物語っています。 出雲大社の立地を地形から読み解くと、興味深い事実が見えてきます。神社は島根半島の西端、日本海に面