街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 江戸城石垣に込められた築城技術の粋 江戸城の石垣は、日本の築城技術の最高峰を示す貴重な歴史遺産です。徳川家康が江戸に入府した天正18年(1590年)から明治維新まで、約280年間にわたって築かれ続けた江戸城の石垣には、時代とともに発達した石積み技術の変遷が刻まれています。現

雪の朝、権力の街で何が起きたのか 1936年2月26日の朝、東京は雪に覆われていました。午前5時過ぎ、永田町・赤坂一帯で銃声が響きます。青年将校率いる部隊が、政府要人の襲撃を開始したのです。二・二六事件の背景には軍内部の思想対立や政治不信がありましたが、永田町・三宅坂周辺に政府と軍の中枢が集中していたことは、襲撃と占拠を可能にした重要な条件の一つでした。 事件当日、襲撃対象となったのは内大臣斎藤実