街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 大学のない学芸大学駅の謎 東急東横線の学芸大学駅で降りた人が最初に感じる違和感は、「大学がどこにもない」ということです。駅名に「大学」とつく駅は全国に数多くありますが、一般的に大学名を冠した駅の多くは実際に大学が近くにあるとされています。しかし学芸大学駅の周辺を歩いても、東

目黒区上目黒の住宅街を歩いていると、突然視界に小さな山が現れます。上目黒氷川神社には、かつて目切坂上にあった「目黒元富士」に由来する石祠や講碑が残り、現在は昭和50年頃に整えられた「目黒富士登山道」から浅間神社へ登拝できます。富士塚とは、富士山への参詣が困難な江戸の庶民たちが、身近な場所に富士山を模して築いた信仰の山のこと。しかし、なぜ数ある富士塚の中でも目黒富士は特別な存在とされるのでしょうか。