街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 駅名に刻まれた七百年前の記憶 西武池袋線「小手指駅」。この駅名を目にしたとき、なぜ「小手指」なのかと疑問に思ったことはないでしょうか。現代の住宅地に囲まれた駅前風景からは想像もつきませんが、この地名には七百年前の壮絶な戦いの記憶が刻まれています。1333年、新田義貞が鎌倉幕
東山道武蔵路は、古代の幹線道路である東山道から分かれ、上野国方面から武蔵国府、現在の府中市方面へ向かった官道です。東京都国分寺市の西国分寺駅近くには、幅約12mの道路跡が歩道形式で保存されており、古代国家が整備した直線道路のスケールを体感できます。武蔵国分寺跡や武蔵国府跡とあわせて歩くと、古代武蔵国の行政と交通の姿が見えてきます。 武蔵野台地を不自然なほど真っ直ぐに貫く道の痕跡——その答えは、13