街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。
## 潮の香りと川の記憶が交わる場所 若狭湾に面した小浜の町を歩くと、海と川が奇妙に近いことに気づきます。遠敷川が若狭湾に注ぐ河口のすぐそばに、かつての港の面影が残っています。川沿いに視線を移せば、蔵の壁や石積みの護岸が、かつてここが単なる漁村ではなく、物資が集まり、人が行き交い

鯖街道とは、若狭と京都を結んだ街道群の総称です。若狭は古代から『御食国』として塩や海産物を都へ運んできましたが、『鯖街道』という呼び名は、そうした往来の歴史を背景に近年広まったものです。鯖をはじめとする海産物や塩、さまざまな物資・人・文化が往来した道筋として語られています。この街道は単なる物流ルートを超えて、日本の食文化や地域経済の発展に大きな影響を与えた歴史的インフラとして、現代でも注目されてい
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