街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。

## 海に突き出した要塞寺院 大阪城天守閣から南を見下ろすと、現在の大阪城公園の一角に、ひときわ緑深い一帯が目に入ります。そこが豊国神社の境内ですが、実はこの場所こそ、戦国時代に織田信長と11年間にわたって激戦を繰り広げた石山本願寺の中心部があった場所です。しかし石山本願寺の真の

海だった大阪平野の記憶 梅田の高層ビルから大阪平野を見下ろすと、東西に延びる緑の帯が目に入ります。これが上町台地です。上町台地の東側には、かつて河内湾と呼ばれた内海が広がっていました。この内海は、先史時代から古代にかけて縮小し、河内潟を経て河内湖へと変化し、その後の開発を経て現在の大阪平野へつながっていきました。なぜ大阪は「天下の台所」と呼ばれる商業都市に発展したのでしょうか。その答えは、上町台地