街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。
琵琶湖畔に立つ巨石の城 琵琶湖東岸の安土山を見上げると、その山腹に巨大な石垣が露出しているのが見えます。これが織田信長が天下統一の拠点として築いた安土城の遺構です。しかし、この城が革新的だったのは、山上の天主だけではありません。山麓の城下町もまた、信長が新しい城と町のあり方を試みた重要な空間でした。 1576年に築城が始まり、約3年で完成した安土城は、1582年に焼失しました。その短い存在期間にも