街を歩いて歴史を読む。地形・道・痕跡から、その土地の物語を掘り起こします。
農村の少年を世界の研究者に押し上げた教育の土壌 猪苗代湖の湖畔に立つと、対岸の山並みが水面に映る静謐な風景が広がります。この湖畔の農村で1876年に生まれた野口英世が、なぜ世界的な細菌学者になることができたのか。会津の教育環境は、野口英世が医学を志す背景の一つになったと考えられます。 野口英世の成功は、江戸期から続く会津藩の学問重視の伝統と、明治期の地方医学教育の充実という二つの条件が重なった結果