元寇防塁(長垂地区)

げんこうぼうるい

福岡県福岡市

元寇防塁は、鎌倉時代に北部九州の博多湾沿岸一帯に築かれた石による、蒙古襲来(元寇)に備えて築かれた防塁。弘安の役の際には防塁が築かれたところからは元高麗軍は一切上陸することが出来なかった。1931年(昭和6年)に国の史跡に指定。「元寇防塁」は中山平次郎の命名で、石築地(いしついじ)が本来の呼び名である。今宿地区の市街地東側海岸部の長垂海浜公園内にある。石塁は松林内の土中に埋まっており、表面がごくわずかに露出している場所がある。現在の長垂海浜公園の区域を含む長垂山山麓から今山山麓にかけての約2kmの防塁は豊前国が築造を担当した。弘安の役後の乾元2年(1303年)に同国築城郡吉富村の成富氏がこの地区の防塁の修理を完了したことを報告する古文書がある。

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