早川家住宅
はやかわけじゅうたく
早川家住宅は、岐阜県海津市平田町三郷にある豪農の邸宅。明治時代に建てられた主屋、飯米庫、洋館、裏座敷、下男部屋、西ノ庫、辰巳隅職人部屋ならびに辰巳庫が国の重要文化財に指定されている。早川家は室町時代から続く豪農であるが、1891年(明治24年)10月28日に発生した濃尾地震によりその邸宅は大きな被害を受けた。濃尾地震に遭った翌年から再建に着手し、1904年(明治37年)に竣工した。当時の早川家当主は17代早川周造で南濃銀行(十六銀行の前身のひとつ)頭取を務め、多額納税者として貴族院議員に選出された当地方屈指の財界人にして表千家や武者小路千家の茶匠との交流がある数寄者として鳴らした文化人であり、住宅の再建に当たってはその意向が反映されている。更に再建された住宅は水害常襲地域である輪中地方にあるため水害対策が行われ、嵩上げが行われた他、濃尾地震の経験から筋交いや火打梁を施し、松杭を地盤に食い込ませた上、丸太を十字に組んだ地震梁という独自の耐震工法を用いている。2022年(令和4年)より、毎月1日と15日に入場者を限って一般公開されている。
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