千葉県 / 野田市
旧花野井家住宅
花野井家は江戸時代、代々幕府直轄の小金牧の牧士を任され、名字帯刀を許された家柄である。小金牧は現代の千葉県北西部に位置した広大な牧である。野馬奉行配下で牧の管理、野馬の捕獲を指揮したのがこの牧士である。野馬の捕獲は多くの農民を動員し、たいそうな賑わいで、はるばる江戸からも見物客が訪れ、それを目当てに茶店まで出来たそうである。捕獲した馬の多くは民間に払い下げられたという。花野井家住宅は元々流山市の前ヶ崎城址付近にあった花野井四郎氏の家屋を1971年(昭和46年)に野田市へ寄贈・移築したものであり、現在は野田市郷土博物館の展示施設として公開されている。清水公園の南側隣接地にあり、慈光山金乗院と同様に事実上当公園と一体化している。旧花野井家住宅は1969年(昭和44年)6月20日に国の重要文化財に指定された。
